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【今週見たよかったもの】Base Ball Bear「TOUR DIARY KEY」中野公演・M-1グランプリ3回戦ネタ(デニス)・マツコ会議(2021.11.13放送分)

(できれば)1週間に1回ぐらい、直近で見たり聞いたりして「よかったな〜」や「おもしろかったな〜」と思ったものを箇条書きでざざっと記録していく雑記です。

 

 

Base Ball Bear「TOUR DIARY KEY」中野サンプラザ公演

・10年応援している大好きなバンドの、結成20周年記念日ライブ兼新譜ツアー初日。

・“いろいろあった”けど、続けてくれて本当にありがたい。続けることに意義があると教えてくれたのはベボベ

・初日につき詳細は書かないが、公式SNSでvalkneeがサプライズ出演したことは発信されていたので言っていいと信じる。音源でも名曲だった「生活PRISM feat.valknee」は生なら余計にかっこよかった。やっぱりロックもヒップホップも生が一番だな。

・アンコールはベボベの初ライブ(高校の文化祭)のサンプリング。当然私は高校生の時のベボベなんか見たことないのに、かつてのベボベを見ているような錯覚さえあった。

・「永遠に好き」とか「死ぬまで応援する」とか簡単に言わないようにしている(大概なんだかんだで離れてしまう時が来るので)が、ベボベだけは、一生聴き続けるんだろうなあという確信がある。音楽が好きな人なら1つくらいそういうアーティストがいると思うけど、私にとってのそれがベボベだ。

open.spotify.com

 

M-1グランプリ3回戦ネタ(デニス)

・先週「おそらく来週も3回戦のことばっかりになる」って書いたけど、好きな芸人から優先的に見ちゃったっていうのもあってそれほどでもなかった。全体の1/3くらい見た。

・ネタ自体も面白かったが、マイク吹っ飛ばして迫真の謝罪するところで涙出るくらい笑った。

・ハプニングの笑いって時に練られた面白い台本を瞬間最大風速で上回るから、(特にこういう大会の場では)厄介だし不本意だろうけどそれにしたって面白すぎる。

・あそこでああやって面白く立て直せるっていうのも手腕だよなあ。

youtu.be

 

マツコ会議(2021.11.13放送分)

・今日の本題。Creepy Nutsゲスト回。

・【今週見たよかったもの】という題で感想を書くのは適切ではないかもしれないが……間違いなく「良さ」もあった。

・私はCreepy Nutsオールナイトニッポン0のヘビーリスナーである。どれくらいかと言うと、2年前のラジオイベントに現地参加しているくらい。3年以上欠かさず聞いていると思う。

・「日本におけるヒップホップの今後の可能性」と「テレビでポップに消費されていく自分たちの在り方」について語り、涙するDJ松永。その姿を見てマツコも涙する……というレアな回となった。

・ところが、この2つの話題が並行して進んだことによってよくわからないことになったな、というのが私の率直な感想。

・この放送を受けての反応は大きく分けて2つ。まず放送直後は「表現者としての葛藤に感動した」「テレビ崩壊の前段」みたいな、「神回だった」的な感想が目立った。マツコも松永の涙を「絶望と希望が入り混じった涙」だと表現していたし、実際その通りなのだと思う。私は何年も毎週彼らのトークを聴き続けてきたから、彼らがしてきた努力が(もちろんリスナーから観測できる範囲内のみだが)わかるし、素直に感動した。彼らに限らず、もう応援している人に絶望が混じった涙なんか流してほしくない。

・そのあと放送から数時間経ち、炎上状態に。放送で「かつて『フリースタイルダンジョン』でのラップバトルにて、男性ラッパーがミソジニー発言をして炎上した」と松永は話した。「日本ではこれが限界かも」とも。これに関して、「ミソジニー発言はラップバトルならよくあること。これくらいで炎上するなら日本でヒップホップはこれ以上未来がない」的な要旨だと解釈されている感じ。例のくだりは私も放送時ヒヤッとしたところだ。

・私はファンだからかなり彼に好意的に汲み取るが、多くの人がそう解釈したように(要は)「ミソジニー発言くらい受け入れろ」という意味での発言ではなかったように思う。「攻撃的な単語ひとつひとつの切り抜きがいちいち必要以上に炎上状態を生んでしまう。でもこれは日本人の特性的に仕方がないこと(だから限界かも)」ということかな。まあこれも私の自己解釈ですので。真実は松永のみぞ知る。

・だとしてもミソジニーという単語を出してあのバトルを例にしたのは悪手だった。あの言い方では勘違いされても致し方ない。多分、本来はドラッグや大麻なんかを引き合いに出すのがよかったのだろうが、彼なりに天秤にかけて言葉を選んだのかな。

・ファンだから、ミソジニーを肯定してるわけではないって部分は信じたい。まだ。

・で、その後に泣いたのはヒップホップ云々でなく「テレビでポップに消費されていく自分たちの在り方」の方にかかってくるのだと思ったのだが、「ミソジニーが許容されないのが辛くて泣いてる!?グロすぎ」みたいなこと言ってる人が複数人いた

・さすがにそれはなくないか?

・関係ないけど、「グロい」って言い方流行ってる?「エモい」と同じように、使いやすいけど説明放棄で嫌な表現だと思う。

・ここ数ヶ月のラジオを聞いていて、松永さんの情緒が心配な瞬間が何度もある。この放送も見ていて不安になるテンションの移り変わりだった。それもあって、涙まで悪く言わないでおくれよ、と思った。が、そんな理解までファン以外に求めるのも難しいだろうから閉口。

・何度か見ていて気づいたのだが、一連のくだりのほとんどにテロップがつけられているのに「ミソジニー」の段だけ不自然にテロップが入っていなかった。それこそ切り取りへの配慮なんだろうが、やっぱりスタッフも「これやべーな切り取り炎上になるかも」ってのは感じ取ったんだよね?

・だけど涙が一番センセーショナルだった。炎上リスクを感じ取りながらそこをメインにして組み立てたのだったら、そっちの方がよほどグロいと思う。

・長すぎ。こんなに書くつもりじゃなかった。

・このタイミングで明日のアトロクゲストがCreepy Nuts。ヒリヒリするぜ。

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